缶ビールひと缶で酔っ払う時もあれば、鏡月ひと瓶空けてもしらふ同然の時もある。
酔うには赤ワインが丁度良い。
母になり、自分の子供と出逢う喜びと、同時にそれまでの自分に別れを告げる曲がある。
でもそれを聴く私は子供を産んだ経験がないから、恋愛によってありきたりな女になったような歌にも聞こえる。
あなたの命を聞き取るため失ったわたしのあの素晴らしき世界、グッバイ
ここでいう「あなたの命」を自らの恋心になぞらえて、
そう思いながらビルの28階から飛び降りてみたい気分になる。
さよならはエモーション
出逢えた喜びはいつも一瞬なのに、どうして別れの悲しみは永遠なの?
曖昧なことだったり、哲学について考え出したら
頭の回路絡まって眠れなくなってしまうよ
そうしたら本を読んでも 哲学について考えてもダメだね
そんな日にゃワインを飲むんだ
赤くなっちゃってチャッチャッチャッチャ
私の中で様々な歌詞が生きている。
音楽は匂いと同じく、記憶に強く作用する。
もう少しのんびり生きよう。
変わりゆくあたしの温度を許して