星朱音さんの日記

案外、酒酔い日記と言える。

他者と比較できないことについて。

 

 

 

 

あの、私自分の中に歴史を感じられないんですよね。大袈裟な言葉に聞こえるけど、まさにこういう感覚。

 

 

自分が持ってる最初の記憶はまだ新潟に住んでいたときの雪の記憶だから、2歳か3歳のときだと思うのですけれども、記憶があってもそれが自分の中に刻み込まれていない感じがする。何年も前の話だけでなく、最近のものでもね。

 

私が見たり聴いたり読んだりしたから覚えがある。にも関わらず手応えとして個々の感覚を受け入れられないというか、夢の中みたいだというとまたそれもだいぶ違うんだけど、おおよそ私の分身が経験したことを本体の私と合体したときに知るみたいな感じ。

 

 

不自由はないと言えばないけど、自分に不信を感じてはいて、時々居た堪れなくなるんです。

いや、これはやっぱり不自由だな。前言撤回。

 

 

 

私の中ではこれはもうずっと変わらないことなのですが、他の人もみんなそんな感じなのかしら。

 

 

高校生のときは、そういう違和感に身を滅ぼされそうになったら、例えば目の前にある物体の色、青だったらその青だけに集中することで自分の感覚を元の位置に戻す、みたいなことをしてました。

 

けど、今は自分の全てが鈍いせいなのか、この方法が効かないんですよね。

 

寧ろ今とか壁を見てたんですけど、見ているうちに段々と吸い込まれそうになってきて怖くてやめました。

 

 

分身ではなく自分の人生を生きてみたいですね。