星朱音さんの日記

案外、酒酔い日記と言える。

トーゴーシッチョーショー3

2023/3/10 18:58

 


統合失調症ってさ、僕は人と一緒にいられないビョーキだと思ってるの。

 


いつ発症したのかわからないから、自分の五感を使って感じ取る世界が、どの部分が正常でどの部分が異常なのかっていうのが簡単に判別できなくて。

 


わかりやすく言えば夢と現実の区別がつかないような感覚に近くて。

 


夢のときは異常な世界の中にいても、それに気づかず現実だと思い込んでいることが大半でしょ?それで、夢から覚めたときに「ハッ!(夢か...)」って我に返る(正気を取り戻す)エビデイ。

 


夢の中でも現実世界と照らし合わせて辻褄の合う部分があるから、全てを現実だと思い込んじゃいますよね。明晰夢見れる人は多くないし。

 

 

 

私は夢から覚めてるときもあるだろうし、いつも異常な精神状態である訳ではないから、普通の振る舞いをできているときもたくさんあります。(あるはずです...。)はじめましての人に「コイツ...統合失調症ダ!」てバレることはほとんどないと思います。

 

 

 

五感を通じて私が受け取る世界は、どれが本当でどれが嘘なのか考え始めると結局「僕にとっては全部ホントなのさ!」に帰結する。それで、五感のズレとか離人症とか他の人格(自分の意識とは別のモノの見方)の重なり等も含めて、もうあんまりいろいろごじゃごじゃ考えないことにしたんです。それで人を殺したり、安定した社会生活が全く送れない!てことはないからね。フツーに生きてます。

 

 

 

でも、やっぱり統合失調症に、というか精神疾患の大半にネガティブなイメージが付き纏いがちな現実世界を変えることは誰にもできなくて、たまにネットの心無い一言で「糖質患者は治るまで家から出るな!てか治らないから一生家から出るな!」みたいな意見を目にしたりすることもフツーにあって。

 


までも僕もそれには案外同意する部分もあるんですよね。(もちろん、語弊を恐れずに言ってますよ。)やっぱ、病気が原因とは言え一般的な世界の受け取り方とは違う受け取り方をする人(統合失調症患者を例にあげます。他の病気のことは統合失調症以上に詳しくないので)が、自分が抱いた恐怖や不安や、社会的な現実(周りから見えるその人像)とはズレた自己分析のせいで、他の人に社会的な迷惑をかけたり損害を与えたりすることって、やっぱりたくさんあるのもまた現実だから。

 

 

 

でもね、病気ってさ、コンピュータのバグみたいなもので。そのバグがなんでかは知らんけど個体差によって時々起こるから、みんながそれを認識しやすいように、いろんな利便性のためにそのバグに名前がつけられただけで。それも毎回似て非なる方法でバグるから、完璧な修正の手順が確立されることはなくって。

 


みたいな感じだと思うの。精神疾患しか患ったことがないから、今話してる話は心や脳のバグの話に限定するね。体のバグはまだ経験したことないから、憶測でしか分からない。のであまり話さない。話せない。

 


バグってさ、みんなで一緒にひとつの目標を達成しようとしている状況にとっては邪魔じゃないですか。だから「バグ」って名前じゃないですか。排除されたり原因を解明して二度と起こらないように対策が取られたりするじゃないですか。

 

 

 

でもそのバグが起きたおかげで、そのバグが存在したおかげで、今までは誰も思いつきもしなかった新たな発見があって、そのことが目標を達成するための大きなヒントになったりすることも、この世界の中ではないわけではないですよね。統合失調症の数学者のエピソードで、幻聴が数式を解くヒントになった話とかあるみたいだしね。それってすんごいことじゃない?だって今まで通りのフツーの脳味噌では思いつかないことなんだから。

 

 

 

そういうのが、そういう人たちの見えるものやしていることがいつも社会の実益になれればそれが一番いいんだけど、でもその分というか、やっぱりバグはバグだから、世の中からは排除の対象となりがちな存在ですよね。病気自体も辛いしそのせいで周囲から迫害を受けて辛いから、患者本人やそれを支える周りの人は、病気を恨んだりするよね。

 


あたしも病気でしんどいときは、「なにこの運命!最悪ー!」って何回も思ってたけど、あたしのバグちゃんは社会のためになることはそんなないかも知れないけど、今までいっぱい迷惑かけまくってきたから本体であるあたし的には身内(バグちゃん)が迷惑かけてごめんなさいなんだけど、でもそのバグちゃんのおかげであたしは幸せになったり新しい発見があったり、それであたしの世界(あたしが主観で受け取るこの世界)が超・素敵に映るようにもなったから、「話が長い」ってゆーあたしの悪い癖と一緒でなんだかんだ自分では気に入ってるのよね。

 


フツーの人には感じ取れないことを感じ取れるって面白いですからね。病気じゃなくてもみんなそれぞれ自分の世界があると思うけど。てことはさ、私らは病名がついて、名実共にキチガイ認定されてるから社会の中で目立つけどさ、その人の五感で認識する世界はその人だけのモノって考えたら、病気があるとかないとかアーティストであるとか一般人であるとかそんなん関係なくみんな自分の世界は自分の受け取り方でしか受け取ってない!ってことになるよね〜。

 

 

 

そこでの違いは、社会的に誰かに迷惑をかける可能性が常時あるのか否かって話だね。いや、ただの迷惑なら全員が全員お互いににかけまくってこの世はできてるのかも知れないけど、もっと大きな言葉を使えばその独自の世界の見え方のせいで誰かに何かの損害を与える機会が少なくないってことだね。

 

 

 

私もそういう側面のあるビョーキ人間のうちのひとりだからさ、だから誰とも一生一緒には居られないと思ってるんだよね。

 


精神科の先生だって病気を完璧には分かってないんだし、脳味噌の壊れ方って人それぞれだから、自分が精神疾患を持っていなかったりそういう人間が一度も周りにいなかったりする人とは、多分一緒にいることは無理だよねえ。そんで周りにそういう人間がいた人たちは、精神疾患のニオイを感じた時点でサッと身をひくだろうから、この場合も一緒に居られないね。

 


はー。やっぱりどう考えても誰とも一緒には居られないんどすな。僕今三大欲求満たせてないから余計にそういう気分だよォン。

 


でも、それは寂しいっちゃ寂しい(超寂しい)ことだけど、毎日働いて友達とたまに遊んでってしてたらあっという間に時間が過ぎていくから、そうやって死んでいく人生で、今の僕はそれでいいの。

 


大好きな誰かと結婚して、子供がいたりいなかったりして自分以外の他の誰かと家族になることが将来の夢っちゃ将来の夢だったけど、もー今世では諦めた!「諦めた!」とかわざわざ口に出して言うあたりまだ完全には諦められてないんだろうけど、どう考えても親が精神疾患持ってるって、子供にとって(パートナーにとっても)あんまり良くないし、何より私が子供と上手に向き合えなさそう。

 


コイツは不治の病に近いから、俺は統合失調症のバグちゃんごと俺を全部抱きしめて生きていくよ。これが僕にとっての「全部抱きしめて」なんだろな。

 


はー二郎食ってビールグビグビ飲んで糖質過剰摂取からの血糖値爆上げ&爆下がりクソデカ気絶しよ。糖質患者らしくねー。

 


とか言って天涯孤独宣言ガチキチィ〜

俺だって恋愛したり誰かと一緒に居たい気持ちがゼロなわけではないんだからね〜

でも、どうせいつも無理だから、だったら僕はジャン・クリストフみたいに生きていくぜってゆー話。

 

 

 

着丼ッ!またね

 


p.s. 二郎食ったあとラーメン屋のオッチャンと少し会話したら諸々完全に回復した。僕は三大欲求が満たせれば、今のところ全部大丈夫そうな気がしているよ。明日はカブくんとドライブデートでもしようかな〜。